2010-04-23

最初の具体音楽-Walter Ruttmann, Weekend-Metamkine (1930)

Walter_Ruttmann_Weekend
磁気テープじゃなくてサウンドフィルムを使って録音編集された映画。音はほとんど変形加工とか重ね合わせされていなくて、たぶんある種の音響劇を目指してたのだろうと思われる。「労働者たちの週末の様子の描写」とか。とはいえ、セリフはない(時々出てくる言葉はドイツ語だし)し、明確な筋書きもない。
やっぱり「初めて録音を変形加工して音楽を制作した」のはシェフェールだけど、ケージが《The City Wears A Slouch Hat》(1942)のために色々な録音を使ったラジオ劇を構想したのは、前例が全く無いむちゃくちゃなことでは無かった、ってことは分かる。


W.Ruttmanは実験映画家として有名で、これもベルリンやブリュッセルの映画会議で上映されたり、ラジオ放送されたりしたらしい。
Internet Archiveには色んなものがある。


Weekend - Walter Ruttmann


I am alive.: 1930年に行われていた、サウンドフィルムに音を書く/描く実践:

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